タイトル 地底旅団ROVER元老院第193回CAVING
サブタイトル 第23回イザナギプロジェクト at 多賀町・河内風穴
分 類 合同・調査ケイビング
入洞洞窟 河内風穴(河内の風穴)
日 程 2007年6月16日(土)〜6月17日(日)
参加者 木嵜、後藤聡、野池耕平、木崎裕久、松澤亮、中込幸子(以上、東京スペレオクラブ)、小林日(横濱ケイビングクラブ)、横田角光、中野亜由美(山口ケイビングクラブ)、毛受伸一、南正憲、吉田龍一、清原正人、岩滝史尚、矢津田優子、下城美香、土屋晋一、田中知香子(以上、コンパスケイビングユニット)、池田徹(カマネコ探検隊)、山本智浩(西日本洞窟潜水協会)、野口知子(立教大学探検部)、古村有希絵、味岡令子(以上、東京農業大学農友会探検部)、福田瑛輝、冨永翔平、廣谷潤、千葉弘貴、湊屋和也、川原将司、中島涼、下田拓未、山川真史、藤田佳信(以上、京都産業大学探検部)、門田真司(立命館大学探検部OB)、中野香織(山口大学洞穴研究会OG)、池田尚史、Robert Higgins 以上37名
1987〜88年の「鈴鹿プロジェクト」を引き継ぎ、2001年から東京スペレオクラブを中心に行われている滋賀県・河内風穴測量調査「イザナギプロジェクト」。
第22回参加に引き続き、今回は地R元から木嵜のみ参加である。

16日0:00、西武線小平駅ロータリーにて後藤・木崎・木嵜・古村が集合。出発。遂にこの日が来てしまった。Wきざきの乗車を叶える日がこんなに早く来るとは・・。車の荷台部分には、木崎氏差し入れのお肉達が大切そうに乗車中。早くも食べるのが楽しみである。

5:00、途中で運転を後藤氏から木崎氏へ交代するも、気が付くと中央自動車道・彦根ICに着き、辺りも段々明るくなっている。途中コンビニに寄り、そのままいつもの集合場所「多賀町役場前バス停前」に到着。もうすでに見慣れた車が何台か停車しているようだ。我々も各自仮眠に入る。寝ていると続々と各方面から来た車両が到着する。

7:30、木嵜起床。バス停でシュラフに包まれている面々も、車両で寝ている面々も眠そうなままゆっくり動き出す。各自、朝食をとりながら挨拶。「イザナギプロジェクト」でしか会わないメンバーが多いため、久々の再開は嬉しいものである。今回は参加者も多い。

8:30、プロジェクトチーフである後藤氏を囲み、朝のブリーフィングを行う。各チーム分けを行い、早速宿泊地ともなる「多賀町博物館 多賀の自然と文化の館」へ移動。木嵜は横田@山大OB・ヒギンズ氏と共に、前回地R元(千葉・宮野原・木嵜)と調査した「大クラック」の調査及び測量班となった。

9:00、各自「多賀町博物館」へ荷物搬送後、各車両ごと「河内風穴」へ向かう。もう早速調査が始まる。

10:00、「大クラック」班出発。しかし、果たしてたどり着けるか不安になる。「大クラック」に行くのには、「蟻の巣」を通過しなければならない。無事たどり着けるかすごく内心不安。しかし、無事「大クラック」に到着して一安心。ここで事件発生。横田@山大OBはコンパスがないと測図が書けないことが判明。一旦引き返そうとするも、近くで調査していた中野亜由美@山大OGにコンパスを貸してもらい一難去った。
と思いきやまた一難。今度は各メンバーの測量方式・洞内の進み方の違いで思う様に調査できないことが判明。今回は欧米方式に合わせやることになった。この班のCLは一応木嵜だが、上手く班をまとめることが出来なく少しうつな気持ちに陥る。
「大クラック」をあがっていくと、見覚えのある場所に。ここは地底猥談と化した千葉・宮野原にイジめられた場所ではないか・・・。いつか復讐を胸に誓い登る。
ドロドロな新支洞を発見。中はボアパッセジのような形態で、そこを進むとまた別の断層部に到達する。そこを下るとあちこちに蜂の巣みたく支洞を発見。そこは下層部にも上層部にも分かれている。ここで前回突っ込んだ支洞ではないのは!?と気付かされる。

11:00、一旦引き返し「大クラック」で昼食。後で聞くと、欧米方式では、行動食みたいなものを昼食とせず、コーヒーや豪華な食事を取るらしい。なので、昼食を取らしてもらえなかったとヒギンズ氏は言っていたらしい。

11:30、測量開始。スケッチ:横田@山大OB・コンパス:木嵜・メジャー:ヒギンズ氏となり、大クラックの基点から測量開始。作業中はみな真剣。ヒギンズ氏はどんどん先に進み、洞内探査を楽しんでいる様子。

15:30、これ以上進んでもきりが悪いため、測量を終了して引き返すことにした。荷物をまとめ、引き返すとまたまた事件発生。ヒギンズ氏は帰り道をわかっているのかどうかわからないが、どんどん進んで行ってしまう。それについて行くと「アリの巣」を抜けてメインルートに辿りつけない。ヒギンズ氏は進むだけ進んだ後「出口ドコ!?」という始末。「大クラック班」は嫌悪な雰囲気が漂う中、とりあえず荷物が置いてあった「アリの巣」へ戻ることにした。無事、ここで調査していた亜由美さん達と合流し、無事出洞となった。

16:30、駐車場で着替えて宿舎へ戻る。

17:30、荷物を片付けてからお風呂へ。女風呂は多賀町民も多くいらしており混んでいる。

18:30、お風呂から上がり、食事をコンビニで調達して宿舎へ戻る。各自夕食を取る。部分参加者も続々合流。

20:00、「多賀町博物館」学芸員である阿部氏が蛍の数を数えに行くというので、参加者は阿部氏にくっ付いて見に行くことにした。田んぼの脇に着くと沢山のホタルが飛んでいる。あちらこちらで歓声が上がる。しかし、こんなに天然のホタルが飛んでいるとは思っていなかった。

21:30、大会議室にてブリーフィングを行った。今日の活動報告及び明日の調整である。農大の後輩が参加しているため、ファンケイビングに志願するも後藤氏に相手にされず測量班へ。この新支洞名を後藤氏は「64ルート」と命名。これは千葉が言い出した「木嵜は64kgある」という根も葉もない噂からここのルートは命名された。しかし、木嵜は64kgも無いのは言うまでもない。という訳で、明日はこの「64ルート」の調査の続きだ。

22:00、各自飲んだり話したり過ごしている。ここで車に乗った時から食べたかった木崎氏のハムやらお肉を頂くことに!わーい☆今回も沢山お肉を頂きみな大満足。

24:00、就寝。
17日7:00、木嵜起床。各自覚醒して朝食をとる。軽く片付け・清掃を行い、大会議室から荷物を移す。

8:30、「多賀町博物館」出発。今日も快晴に恵まれ嬉しい調査日となる。

9:00、「河内風穴」駐車場到着。今回の「大クラック・64ルート」班は木嵜・福田・千葉と大学生メンバーとなった。河内を熟知している福田@京産大がいるも測量経験は余りないらしい。千葉@京産大も一年生なので初心者である。これまた上手く調査できるかは木嵜次第となるプレッシャー。

10:00、「大クラック・64ルート」到着。今回は、スケッチ:木嵜・コンパス:福田・メジャー:千葉という構成で行う。ポイントに到着。測量開始。洞内では、久々の再開福田@京産大と話が弾む。以外に楽しく皆で考えながら測量を進めていく。

13:00、今日は14:00出洞完了予定に合わせて測量を終了とし、「大クラック」に戻る。下から何やら明かりが・・。ん!?あれ?誰かいる。声をかけると、「第2水流」へファンケイビングに行ったメンバーが下に。どうも、迷子になって「第2水流」へ向かっていたはずなのが、気付いたら「アリの巣」「大クラック」へと紛れ込み迷子になっていた模様。ヒギンズ氏が先頭になってグイグイ引っ張っていった様で昨日きたルートに戻ってきてしまったらしい。1日でルートを覚えられるのはすごいが・・かなり危険な行為でもある。

13:30、洞窟経験が浅いメンバーもいるのでゆっくり帰る事となった。こんな中、「大クラック」班は顔に泥パックをしながら遊びつつ、戻っていく。出洞時間を越えるため先に福田@京産大が戻り出洞が遅れることを伝達し、また戻ってきていれ再合流となった。

15:00、やっとこさ出洞となる。「河内風穴」へ遊びにきたカップルに2度見られる木嵜の顔の汚さ。駐車場に戻ると、みんなは川で装備洗いを行っている。我々も河原へ移動し、装備洗いを行う。

15:30、急いで宿舎へ戻る。木嵜急いで製図に入るが間に合わず終了・・。各自、掃除を行い始める。

16:00、廊下にてブリーフィングを行う。今日の活動の報告を行う。

16:30、予定より遅くなったため、ここで各自帰路に着くことになった。帰りは後藤・木崎・野池・木嵜のメンバーとなる。車内は常に話題の耐えないまま東京へ。

22:00、京王八王子駅前にて野池離脱。その後、ガソリンスタンドへ寄ると、見事ティッシュBOXが当たる後藤氏。そのティッシュを貰い喜ぶ木嵜。

22:30、JR立川駅前にて木嵜離脱となった。


今回の「イザナギプロジェクト」は参加人数が多かった。支洞に名前を付けてもらったのでできるだけ今後もできるだけ参加したいと思う。しかし、他団体の集まりというのは測量方法などの違いもあり、慣れるのに大変だが頑張りたいと思う。(文責 木嵜ちひろ)
河内風穴駐車場 河内風穴・64ルート 河内風穴駐車場
汚れてナンボな私たち

64ルートでの活動

自称:穴ドルの木嵜(64kg)

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