タイトル 地底旅団ROVER元老院第188回CAVING
サブタイトル 奥多野かんな姫計劃・第11次神流町旧万場地区洞穴調査
分 類 調査ケイビング
入洞洞窟 コウモリ穴
日 程 2007年3月24日(土)〜25日(日)
参加者 千葉、村野て 以上2名
蛇神湖2000年から発動した奥多野地域調査「奥多野かんな姫計劃(プロジェクト)」。2005年6月に「奥多野かんな姫計劃報告書1 群馬県多野郡神流町 立処山洞穴地域調査報告」を発行、第1章立処山地域を終えることが出来た。引き続き第2章を開始、対象地域は旧万場町地区、持倉地区など神流町残地域及び旧鬼石町地区となる。
本活動は、塩沢地区の「コウモリ穴」の測量第4弾を目的として企画された。


24日23:00、地権者宅「木古里山荘」に到着。この日はフィギュアスケート世界選手権で安藤美姫選手が金メダルを獲得、地権者:高橋隆氏とともに祝杯を挙げる。
さらに、隆さんより三女・真奈美さんの苗字が22日付けで大歳さんになったことが発表される。おめでた続きについつい夜更かしをして酒が進んでしまうのであった。

25:00(1:00)、消灯。明日は6時起床である。
25日8:00、起床・・・朝寝坊である。二日酔いで軽い頭痛を感じながらまったりと朝食。母屋に挨拶に伺うと、地権者孫:野々香・春菜・涼音は既に起床。早いもので、野々香は4月から小学生である。ランドセルは水色らしい。ランドセルといえば赤か黒と、法律で決まっているもんだと思っている世代にとっては、時代の変化に驚かされる。

9:00、小雨のぱらつく中、「木古里山荘」を出発。

9:30、「コウモリ穴」地権者・T橋S一氏宅を訪問する。ご本人は不在であったため、奥様にご挨拶をし、遅ればせながらの「コウモリ穴」調査の渉外を取る。我々の突然の訪問に(←よくあるパターン)少し驚かれた様子であったが、「場所は分かります?」などとお気遣いをいただくなど、やっぱり奥多野の人は親切であることを再認識する。

10:00、「コウモリ穴」入洞開始。すると、千葉が奥で黄色の30mメジャーを発見。前回の調査は約4ヶ月前のことである。その間、ずっと放置されていたようだ。そういえば、前回は「忘れ物多発活動」だったような。その影響が今日まで及んでいたのか・・・。
まずは前回の修正測量を行う。その後、最奥に向かって基線を張っていく。村野にとって第3洞口ホールより先は未探検エリアであったが、ホール先の−2m段差を降りると、なるほど奥が続いている。奥とは言っても、通路は徐々にUターンし、第1洞口方面に戻るような形態となっているようだ。とりあえず−2m段差を降りたところまで測量する。

12:30、一旦出洞して昼食タイム。「ふるさと食堂」に移動し、千葉がMixiより"美味"との情報を得た「肉丼」を注文する。その正体は豚肉の生姜焼き丼だが、サラダなどの副菜もついて結構食べ応えがある。う〜ん、満腹満腹。
13:30、「コウモリ穴」に帰穴。14時まで車内でお昼寝タイムを取る。

14:30、起床・・・昼寝坊である。まったりと入洞準備を整え、再入洞。段差から先を測量するが、小ループなどがあってなかなか進まない。まぁ2人活動だし、こんなもんか。前回よりははかどったようだし、あと1日あれば終わりそうである。

17:00、出洞。洞口前の沢の対岸にある露頭を探索する。千葉が2m程度の小穴1本を確認した。

17:30、現地出発。

18:00、村野のたっての希望で小鹿野町の元祖わらじかつ丼の店「安田屋」にて夕食。千葉は昼の肉丼がまだ胃に残っているようであったが、村野的には満足であった。

20:00、解散となった。


今回の活動において「コウモリ穴」の測量調査は8割方終了した。残すは最奥部付近と第2洞口周辺である。
現在のトータル基線延長は139.8m。果たして200m級の洞穴になるかどうか、最終結果が楽しみなところである。(文責 村野哲雄)

「活動報告」に戻る
 次の「個別活動報告」へ進む TOPへ戻る

2007 Copyright(C) 地底旅団ROVER元老院
cavers_rover_in_tokyo@yahoo.co.jp