タイトル 地底旅団ROVER元老院第187回CAVING
サブタイトル 第4次小鹿野町二子山東岳洞穴調査
分 類 調査ケイビング
探査地域 二子山(東岳)
日 程 2007年3月11日(日)
参加者 千葉、村野て、木嵜 以上3名
西秩父林道2001年6月、小鹿野町役場産業観光課の新井忠雄氏より電話連絡があり、二子山東岳に開口する2洞穴を確認したので調査して欲しいとのことであった。本地域は1985年にパイオニアケイビングクラブによって新洞探査が行われているが報告書類は未発行である。従って、二子山東岳周辺の洞穴調査を行うことにした。
2001年6月の予備調査では「二子山の水天宮の岩穴」、同年7月の第1次調査では「二子山東岳北面尾根下の穴」、さらに2002年6月の第2次調査では「天風洞」の測量を行った。2007年1月の第3次調査では「二子山の天狗穴」「天風洞北の小穴第1洞」「天風洞北の小穴第2洞」を測量した。
今回はこれまで確認出来なかった「ニ子山東岳北面山頂下の穴」を測量、また以前に獣骨鑑定して頂いた「群馬県立自然史博物館」への挨拶を目的として計画された。


7:30、東京瑞穂町の村野宅にて全員集合。朝、雨が降っていてとても寒い。まずは関越自動車道と上信越自動車道に乗り、今回の目的の一つでもある「群馬県立自然史博物館」に向かう。

9:30、博物館に到着する頃には雨は上がっていた。さっそく、学芸員の高桑さんと面会、群馬県内の洞穴や地質・化石について話を伺った。その後、高桑さんのご好意で博物館内を無料見学。館内には恐竜の化石や野生動物をはじめ、コウモリ・ホラアナグマ・イタチなどの野生動物の剥製や、更には上野村「白井の竪穴」から産出した狼骨なども展示してあり、群馬県の自然を満喫でき一同大満足だった。

13:00、資料室で洞穴や地質に関する資料を閲覧、コピーさせて頂いてから、博物館を後にした。

13:30、昼食のため「甘楽町物産センター」へ移動。千葉・村野・木嵜とも「ふるさと定食」を堪能。この定食は刺身こんにゃくや蕎麦、かやくご飯などかなりのボリュームもあって美味しかった。

14:00、奥多野の洞穴地権者:高橋さん宅に顔をだし、軽く挨拶をした後すぐに二子山へ向かった。

14:30、二子山に到着。つなぎに着替えてから、「二子山の水天宮の岩穴」から「天風洞」まで、千葉・村野・木嵜がそれぞれ違う標高に分かれ、急斜面をトラバースしながら「ニ子山東岳北面山頂下の穴」の探査を開始する。しかし、斜面傾斜がきつく、強風が吹き荒れる。滑落すれば20m落下という絶壁上であったため、容易に探索活動は進まない。石灰岩は確認できるのだが、どうしても肝心な洞口が見つからないのである。

16:00、千葉・村野は斜面上部へ移動し探査続行。しかし、木嵜は斜面にびびって離脱待機となる。

16:30、結局見つからずに探査終了。二子山を下山する。

二子山・東岳
探査地域となった東岳の北面

17:00、帰路、恒例となった小鹿野町名物「わらじかつ丼」を今回も食べることになった。これまで「安田屋」「レストランイデウラ」「大むらそば処」と食べ歩いたので、今回はローカル感漂う「大衆食堂ようかみ」を選択。木嵜は初めて「わらじかつ丼」を食べたのだが、ボリュームには満足するものの、少し油気が多い感じがした。

21:30、東京都瑞穂町の村野宅に戻り活動終了となった。


今回で第4次となる小鹿野町二子山東岳洞穴調査は、これで完結する予定だったが、残念ながら目的の洞穴発見・測量とはいかなかった。次回の調査で見つかることを期待したい。(文責 木嵜ちひろ)


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