タイトル | 地底旅団ROVER元老院第103回CAVING | ||||||
サブタイトル | 長野県大町市猿ヶ城風穴調査 | ||||||
分 類 | 合同・調査ケイビング | ||||||
調査地域 | 長野県大町市字平 猿ヶ城風穴 | ||||||
日 程 | 2003年7月6日(日) | ||||||
参加者 | 千葉、黒田、両角耕一(東京スペレオクラブ)、中川隆志、野池耕平(以上、立命館大学探険部OB)、猪又毅(猿ヶ城風穴調査委員会)、猿ヶ城風穴調査委員会会長、地質調査事務所職員2名、土建業者 以上10名 | ||||||
2003年3月、長野県大町市、猿ヶ城風穴調査委員会の猪又毅氏より日本洞窟学会宛に調査依頼があった。「木崎湖周辺。洞窟は無いが、冷風が吹き出ている。気温4度。岩盤は石灰岩と思われる。1.5〜3.5トンの湧水が出ている。洞窟がありそうか見てもらいたい。」ということであった。 この依頼を東京スペレオクラブが受け、これに便乗することになった。 6日5:30、千葉・黒田は東京を出発。千葉車である3台目サファリ(ガソリン)の調子はとてもよく、以前とは違って黒煙をふかないのが印象的。高速道路を走っても、普通に話ができちゃった!すごい!! 8:40、千葉様お勧めのあややCDを聴きながら、JR信濃大町駅到着。両角君・野池君・中川さん合流。軽く再会の挨拶をしたあと、大町市文化会館へ移動。 9:30、猿ヶ城風穴調査委員会、地質調査事務所職員、土建業者の方々と合流。猪又氏に昼食のおにぎりを配給され、さっそく現地に向かう。 9:45、現地付近にてサファリを残置、軽トラ荷台に分乗。サファリの方が余裕で行けたかな、という感じの林道を10分くらい登り、あとは徒歩で現地に向かう。山道はさほどきつくなく、途中で猿の群れが鳴いていた。うき〜〜っっ。 10:30、現地到着。・・・寒い。本当に寒い。4℃の冷気なんて絶対嘘だと思っていたのでちょっとビックリ。どうやら昔は養蚕小屋として使っていたようで、名称は特にないので「猿ヶ城風穴」と命名したらしい。温度を測って見ると、一番寒いところでなんと0.3℃。凍ってしまうよ〜・・。 しかし、地質的には石灰岩ではなく凝結凝灰岩、現地の様子から見て、私たちが"穴"と呼んでいるものはここにはないと判断。猪又氏に「岩石の堆積があり、その隙間に氷があることが考えられるが、鍾乳洞のような人が入れる空間はないと思う。」と説明するが、全くわかってもらえなかったようである。 地質調査事務所の方々も同様意見で、「ここは崖錐と考えられる。冬の冷たい空気が地表に降りて、それがなんらかのルートで地中に入り、空気中の水分もしくは地下水が凍る。冷たい空気は重いので常に同じルートで地中をめぐっており、夏になっても氷が溶けることはない」と説明。 それがどうやら今回の冷気の正体・・・。穴がないと判ってはもう現地にいる必要はない。 14:00、下山後にあっさり解散。その後、近くの大町温泉「薬師の湯」でのんびり入泉。風呂上りのビールは美味いねえ♪ 16:00、温泉場で両角君、野池君、中川さんと分流。 帰り道、諏訪湖SAの苺大福売り場前で東京スペレオクラブの通称1000m's(山西・落合・湊・小池・宮崎)とばったり遭遇。ブルーベリー購入。続く双葉SAで桃とお好み焼きを購入。帰りの眠気をお好み焼きとブルーベリーでしのいだ。くうう・・。 20:00、府中到着。JR谷保駅前のACE DINERでパスタにがっつく。ここの料理はおいしいです。今度皆で行きましょう。チリビーンズ、サイコ−!! 21:30、千葉家前にて解散。(文責 黒田さち子)
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