関東で活動されるケイバーの方々へ
現在、関東地区では以下の洞穴が入洞禁止となっています。 残念ながら「倉沢鍾乳洞」などでは不法入洞が相次いでおり、金網を破壊してまで入洞するクラブ・探検部が確認されています。 管理人や地権者との信頼関係の構築の弊害にもなりますので、正式入洞許可が下りるようになるまで入洞を自粛しましょう。 山梨県「小袖鍾乳洞」群は1996年に閉鎖され、2007年に入洞許可制として入洞可能となっていましたが、2011年より再び入洞禁止となりました。 埼玉県有林内にある「石舟沢鍾乳洞」「藤十郎沢鍾乳洞」「仏石山鍾乳洞」「仏石山の竪穴」などにおけるケイビングは、2008年より届出制となっていましたが、2012年より入洞禁止となりました。 埼玉県警山岳救助隊の指導となっていますが、県警に確認したところ、秩父農林振興センターによる曲解(拡大解釈)です。 また、アプローチ道付近にワサビ棚や畑がある場合は絶対に踏み入らないようにしましょう。 東京都「ちょうちん穴」の地権者からクレームを受けたという報告があります。
現在、関東地区では主なものとして以下の洞穴が入洞許可制となっています。 山梨県「青岩鍾乳洞」は2013年頃から管理が三条小屋から東京都水道局に変わりました。 群馬県「矢弓沢洞(橋ノ沢鍾乳洞)」は2006年より事前承認許可制となっていましたが、2008年より特定商業ツアーのみの入洞許可となりました。 基本的には国有林も入林届が必要です。 各地域の森林管理局へ問い合わせの上、必要ならば渉外を行って下さい。 不法入洞をおこなえば地権者の信頼を失墜、入洞禁止となってしまいます。 数少ないフィールドを守り、地権者との信頼関係を築き続けるためにも必ず入洞許可を取得するようにしましょう。
洞内には一度失うと二度と戻らない貴重なものが多々あります。 二次生成物が密集して破壊してしまう危険性が高い箇所へは、学術調査時以外は入洞自主規制をしましょう。 洞床・洞壁に鉱物などがある場合も、同様に入洞自主規制をしましょう。 洞内生物の多くは、グアノ溜まりやプールに棲息しています。 この小さな世界を破壊しないよう注意を払って活動しましょう。 水深5p未満の小さな水たまりにもメクラヨコエビが確認されています。 冬眠期や出産・保育期(7〜8月)の入洞は控え、コウモリには触れないようにしましょう。 また、ストロボ撮影は必要最低限にとどめましょう。 これらの行為によってストレス(ディスターブ)が発生、越冬できなくなり死んでしまいます。 「地底旅団ROVER元老院」も発足当初は無知であったため、鉱物や洞内生物には注意を払わず活動していましたが、現在は行動を改めています。 お互いに細心の注意を払って活動するように心掛けましょう。 各クラブリーダーの方も、メンバーへの啓蒙活動を宜しくお願い致します。
番外.関東以外でのケイビングについて 以下の地域では、地方自治体などによる渉外方法や諸注意の案内があります。 必ず参考にして事故や地元とのトラブルを防ぐようにしましょう。
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