洞穴名 氷渡洞−坪沢穴(すがわたりどう−つぼさわあな)
別 称

氷渡探検洞、バクチ穴、氷渡の穴

所在地 岩手県下閉伊郡岩泉町大字安家字氷渡  
アプローチ 「龍泉洞」より県道7号(久慈岩泉線)を久慈市方面へ向かう。安家集落より県道202号(普代小屋瀬線)を東方へ向かうと、県道脇に氷渡洞側洞口が開口している。
管理状態

旧観光洞(滑竦総合観光рO194−31−1056) 

縦断面分類 竪横複合型
規 模

総延長6000+m(群馬県立自然史博物館〔2010〕:「群馬県立自然史博物館研究報告 第14号」より) 
高低差122+m(日本洞穴学研究所〔2005〕:「日本洞穴学研究所報告 第23号」より)

洞穴情報

左洞・観光部最奥付近日本唯一の完全予約許可制・ガイド付き、照明のない洞内を進む本格的ケイビングが体験できる観光洞であったが、安全面や地権問題から2010年に閉鎖された。入洞前にビデオ研修を受けて入洞するという海外スタイルの洞穴であった。

洞内は「右洞」「左洞」「坪沢穴」に大別できる。
@右洞
下流水域で迷路状になっている。
A左洞
観光部分で、水流の中を進む。二次生成物が非常に発達、方解石結晶が瞬く「きらめく星座」や5m石柱「自由の塔」など見所が多い。
最奥部はプール「龍堰の湖」となっており、外国人ケイブダイバーにより潜水調査が行われた。
2007年には上層「氷龍本洞」が発見された。
B坪沢穴
−35mの竪穴洞口を持ち、さらに−20mで「氷渡洞」と接続する。「大仏殿」は10〜15mの大石柱が圧巻であるが、洞床はグアノが堆積しており、快適とは言えない。

なお、氷渡洞は報告書類によると2つの読み方「すがわたりどう」「しがわたりどう」があるが、観光洞名は前者であり、岩泉町職員の呼び名も前者である。
(文責 千葉伸幸)

岩手県岩泉町公式ホームページ(氷渡探検洞・閉洞のお知らせ)

入洞者 千葉、千葉さ、大池、酒井、細野、中野
最終入洞日 2011年4月3日(千葉、細野)

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