普天間宮洞穴(ふてんまぐうどうけつ)
金武鍾乳洞(きんしょうにゅうどう)
16世紀、この島に漂着した紀州和歌山の渡海僧日秀上人が、洞内に棲み地元民に危害を加えていた大蛇を呪文で唱伏して人々を救い、洞前に観音寺を建立したという伝承がある。
漲水御岳(はりみずおんたけ)
昔、住屋の集落の長者に、美しい一人娘がいました。この娘が、いつの間にか懐妊しているのに気付いた長者夫婦は、娘に問いただすと、娘は毎夜綿の衣を着た若者が夢枕に現れるというので、長者は今度きたら糸を付けた釣針を若者の衣にさすようにと、娘に言いつけました。翌朝長者夫婦は糸をたどって漲水御岳の洞穴に入っていくと、1匹の大蛇がいました。やがて娘が3人の女児を出産したことを知った大蛇は喜んで天に昇っていったという伝承がある。
宮城県気仙沼市「たつ穴」の伝承と非常に似通ったものである。このような伝承は日本全国にある。