群馬県
洞穴名
生犬穴(おいぬあな)
所在地
群馬県多野郡上野村
規 模

総延長183.2+m 高低差41m

伝 承
狼が棲んでいたという伝承がある。
備 考
国県指定天然記念物。
参考文献
地元におけるヒアリングにより入手

洞穴名
不二洞(ふじどう)
所在地
群馬県多野郡上野村
規 模

総延長587m 高低差?m

伝 承
龍宮洞
ここには不思議な傳説がある。いつの頃のことか、時の役人が此の穴に大罪人を入れた。罪人は奈落の底に落ちる心地で下りて行つたところ、御殿があつて、美しい姫が餘念なく機を織つてゐた。見知らぬ男の突然の闖入に眉をひそめたが、官命止むを得ずにして來たことを告げると、姫は機を下り、絲巻管をとつて男の髻の中に結び込み、「妾のここにあることをかまへて告げたまふな。」と堅くョんだ。罪人が洞を出て、口留めされた事を役人に話すと、それと同時に息は絶え、髻の絲巻管は白い鰍と化して洞前の小川に躍びこんでしまつた。この鰍を見た者は死ぬと云ひ傳へてゐる。此の穴の深さが幾尋あるか知つてゐるものは昔から一人もない。石を投げ入れると、響がかすかにつづいてもの凄いところである。

※龍宮洞とは竪穴「空穴」のことであり、無限地獄とも呼ばれていた。
備 考
県指定天然記念物。
参考文献
群馬縣教育會(1929):不二穴の奇觀,郷土讀本

洞穴名
仏穴第1洞(ほとけあな)
所在地
群馬県多野郡神流町
規 模
総延長76.0m 高低差17.4m
伝 承
鶏を放り込んだところ、叶山山頂付近にあった人工洞から出てきたという伝承がある。
参考文献
地底旅団ROVER元老院(2005):奥多野かんな姫計劃報告書1・群馬県多野郡神流町立処山洞穴地域調査報告

洞穴名
仏穴第4洞(ほとけあな)
所在地
群馬県多野郡神流町
規 模
総延長81.6m 高低差7.9m
伝 承
大正時代、行者が住んでいたという伝承がある。
備 考
現在はアプローチ困難な位置に開口しているが、当時は生活道の脇に開口。
参考文献
地底旅団ROVER元老院(2005):奥多野かんな姫計劃報告書1・群馬県多野郡神流町立処山洞穴地域調査報告

洞穴名
下穴(したあな)
所在地
群馬県多野郡神流町
規 模
総延長約100m 高低差約10m
伝 承
洞口から鶏を入れて燻したところ秩父に出てきたという伝承がある。
参考文献
地元におけるヒアリングにより入手
 

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